修行僧ぷってんの雑記

大学生でも上級会員を目指すブログ

宇都宮線架線断線事故の影響をウォッチングしてみた

2017年10月23日、宇都宮線(東北本線)の久喜〜東鷲宮間で発生した架線断線事故によって、翌24日にも影響が及びました。

 

JR東日本は、

 

・宇都宮線系統の湘南新宿ライン(横須賀線直通)は全て運休

・10時〜17時と21時〜終電の間は、白岡から古河の間が運休

・上野~白岡、古河~宇都宮間は本数を減らして運転

・振替輸送は終日実施(東北新幹線含む)

 

という対応を取ることになりました。

 

 

宇都宮線が絡む路線は全てストップし、影響のない高崎線や常磐線、東海道線はそのままということにしたようです。

 

ただし、このままだと「浮いた」宇都宮線の列車が、他線でそのまま減便ということになってしまうため、様々な方法で便宜を図ったようです。

 

湘南新宿ライン

その運用を見るために、まずは新宿駅1番ホームへ。

 

日中の南行だと15分ごとにやってくる湘南新宿ラインですが、この日は宇都宮線系統が全滅しているため、30分に1本しか来ません。

 

※通常であれば、

1.高崎線〜東海道線系統の特別快速

2.宇都宮線〜横須賀線系統の快速

3.高崎線〜東海道線系統の快速

4.宇都宮線〜横須賀線系統の普通

 

これが毎時1本やってきます。このうち2と4が運休。

 

 

埼京線と線路を共有している池袋〜大崎間はともかく、問題は大崎~戸塚。
この区間の中で、西大井、新川崎、保土ヶ谷、東戸塚の4駅が特にひどいです。

 

 

 

仮に、高崎線~東海道線系統の特別快速・快速が通常運行した場合、これら4駅には湘南新宿ラインの列車が1日中全く停車しなくなります。これでは不便極まりありません。

 

そこで、特別快速・快速であってもこれら4駅に臨時停車し、さらに特別快速は、通常では通過する恵比寿にも停車することになりました。

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前置きが長くなりましたが、話を戻しましょう。

 

最初は、15時ちょうど発の特別快速小田原行きに乗車。

 

湘南新宿ラインが半分も減少しているのもあるため、利用客は多いかと思いましたが、予想に反していつも通りでした。

 

空席を残しつつ列車は定刻通り出発。

 

先述した通り、この特別快速は「特別停車」が5駅も存在するため、新宿出発後に行われるはずの停車駅とグリーン車の自動放送による案内はすべてカット。

 

その代わりに車掌が肉声での案内を行っていました。

 

 

5分で渋谷に到着。降車客よりも乗車客の方が上回っていたため空席がほぼ消えました。

 

 

渋谷に到着した時点で、車内LCDは真っ暗になり、次駅案内や運行情報のお知らせなどの仕事をすべて放棄し始めました。

 

恵比寿でも同じように乗車客の方が多かったです。

 

私は大崎で下車し、これから4駅も余計に止まる特別快速を見送りました。

 

東海道線

いったん品川で下車し、東海道線の列車に乗って東京に行こうとしましたが、タッチの差で品川15時20分発の普通東京行きを逃してしまいました。


※通常であれば普通古河行きとして運転

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それでも珍しい写真は撮れたのでよしとしましょう。

 

 

結局、京浜東北線の快速で東京に向かうことにしました。

 

東京駅の7番・8番ホームに向かうと、先ほど逃した東海道線の列車が折り返し「快速アクティー熱海行き」として、出発を待っていました。

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宇都宮線に直通する東海道線は、すべて東京で折り返すことになったため、このような光景が見られることになりました。

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宇都宮線・上野駅


さて、15時39分発の上野東京ライン普通前橋行きに乗車して、今度は上野に向かいます。

 

 

宇都宮線の案内表示は真っ暗なまま。

 

さてどうしたものかと思った矢先、「低いホーム」の存在を思い出します。

 

 

低いホームとは、上野駅の13番線~17番線のことを指し、ホームは行き止まり式となっています。

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かつては13~15番線から、日中でも高崎線・宇都宮線の列車が多く発着していましたが、上野東京ライン開通によって、活躍の範囲を減らしています。

 

しかし、行き止まり式ホームという制約が、こういう状況では役に立っているようです。

 

まずは13番ホームへ。

 

かつてはこんなのや、

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こんなのも発車していたことで有名なホームです。

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発車案内では、まさかの「白岡」行きの表示!

私は今まで見たことがありませんでした。

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まず、15時50分ごろに普通上野行きとして入線してきました。

※通常では上野東京ライン普通小田原行きとして運転

 

列車番号は、上野止まりでも小田原行と同じく「1571E」を掲げていたので、違和感たっぷりです。

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しばらく折り返し作業を行い…

 

白岡行きになった後は、「普通」幕を掲げていました。

※通常では熱海発小金井行きとして運転。上野~白岡は、通常の運転区間の2割ほどしか運転しません…

 

列車番号は「3530E」を掲げており、やはり違和感たっぷりです。

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吊り下げ式の乗車口案内板も、上野駅では現役です。

 

16時ごろ、白岡行きは13番線から出発しました。

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次の白岡行きは、16時25分発で14番線からの出発。どうやら16時8分発の宇都宮行きは、全区間運休にしたようです。

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16時5分ごろに上野行きとしてやってきました。

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その時の接近放送は「上野東京ライン普通白岡行き」と流れていました。

もはや意味がわかりません。

 

こちらの出発も見送りたかったのですが、時間がなかったので断念。

 

所感

通常では見られないような対応を、広範囲にわたって取らざるをえなくなったJR東日本。まさか埼玉で起きた事故が、2日にわたって神奈川にまで影響が及ぶとは思わなかった人も多いのではないでしょうか。

 

直通運転の拡大によって便利にはなりましたが、遅れや運休の影響が他線に及びやすく、影響も軽微なものではすまされない、といったことが増えてきています。

 

 

今回の架線断線事故も、その片鱗を感じる結果となりました(鉄道好きとしてはレアな運用が見られたりしてラッキーな面もあるのですが…)

 

結局25日の始発から通常通りの運転に戻り、混乱は終息しました。

 

JR東日本の関係者の皆さん、大変ご苦労様でした。