修行僧ぷってんの雑記

大学生でも上級会員を目指すブログ

全線復旧から1年半経った名松線に乗車する

旅の始まり

今日のスタートは松阪ではなく、1つ隣の徳和です。

 

理由は単純。徳和が未踏だからです。

 

www.travelpudding.com

 

また、徳和から乗っても松阪から乗っても、松阪9時38分発の伊勢奥津行きに間に合うのも一因です。

 

先に徳和9時30分発の伊勢市行きがホームへ。

続いて同時刻に発車する亀山行きもやってきます。

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JR東海は国鉄時代の車両を全廃しています。パッと見313系に見えますが、正しくは気動車のキハ25系。

 

亀山行きに乗り込み、4分で1つ隣の松阪に到着。

 

階段を上り下りして5番ホームへ。

 

 

乗り換え時間はちゃんと確保されていますが、ややギリギリ感が拭えません。

 

もっとも、亀山行きから伊勢奥津行きに乗り換えたのは、私1人だけだったんですが。

 

 

伊勢奥津行きの車両はキハ11系です。

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車内は1つのボックスに1人座っている程度。

あとはロングシートに6〜7人座っていました。

ロングシートの乗客の多くは、おそらく地元客でしょう。

 

松阪〜家城

9時38分、定刻通り出発。

しばらく近鉄と紀勢本線と並走しますが、すぐに分かれたのち、名松線は単独で突き進みます。

 

途中駅でちらほらと下車していく人がいましたが、大勢に変化なし。

途中駅から乗り込む人は0。

 

一志〜伊勢大井では、どことなく山岳路線っぽくなりましたが、トンネルを抜けてしばらくすると再び田園地帯に戻ります。

 

そうこうしているうちに、家城に到着。

ここで12分停車します。

 

上り松阪行きがこちらを待っていたようで、すでに停車していました。

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この時間を利用して外に出ます。

家城発着の列車も多数存在するため、それなりに大きい駅かと思いきや、意外とこじんまり。

 

出発は松阪行きの方が先。10時22分に家城を後にしました。

 

伊勢奥津行きは10時28分に出発。

列車はいよいよ山岳区間へと分け入って行きます。

 

名松線(家城〜伊勢奥津間)復活の経緯 

そもそも、名松線は2009年の台風15号によって、家城〜伊勢奥津間が長らく不通になったままでした。

 

家城~伊勢奥津間は採算が取れない区間でもあり、国鉄時代から廃止のやり玉に上がっており、JR東海も復旧に対して消極的でした。

 

それでもバス代行は行われていたのもあり、このまま、家城〜伊勢奥津間は日本の鉄道地図から消えるかに思われました。

 

しかし、地元の嘆願をきっかけに、JR東海も「地元自治体が協力したりすることを条件に復旧させる」というスタンスに変わり、その結果2016年3月26日、名松線は再び全線復旧する事が出来たのです。

 

なんだか三江線と似ていますね。

 

同じく災害から蘇った三江線は廃止、名松線は(今現在)存続、という結果になりましたが、名松線もいつまで存続出来るか…

 

あって欲しくはありませんが、次に災害で不通になったらどうなるか……

 

「復旧させればオールオッケー」というわけではないのが、公共交通機関の難しさです。時々忘れられがちですが、JRも一応民間企業です。

 

いよいよ伊勢奥津へ

家城を過ぎると、山肌が線路のすぐそばまで迫ってくる所もあり、至る所に落石防止のネットが張られていました。

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さらに伊勢八知を過ぎると、本格的に山と森だけになる区間もありますが、基本的には山岳路線と田園路線を足して2で割ったような感じの景色がずっと続きます。

 

11時2分、終点の伊勢奥津に到着しました。

と同時に、JR東海の路線を完全乗車したことになります!

 

ホームに降りると、名張まで行く予定だった線路と、その先に給水塔が見えます。給水塔は草が生い茂っていたので、かなり確認しづらかったです。

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松阪方面の線路が微妙に曲がっているのも、かつてここに3線存在したからだそう。

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今は1面1線の単純な構造です。

 

伊勢奥津駅の至る所に、名松線を残そうとする運動の様子が見受けられます。

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伊勢奥津駅の目の前を、国道368号線が通っており、名松線の思いを受け継ぐかのごとく、名張まで行くことが出来るようになっているのも、なんだか皮肉な話。

 

復路

バスで名張に抜ける道も存在しますが、先に進んでも家と真逆なので、元来た道を引き返します。

 

伊勢奥津11時30分発松阪行きは、当然ながらさっきと同じ車両。

 

伊勢奥津を出発した時点では、先ほどより乗客は減っていますが、大した問題ではありません。私のようにとんぼ返りするよりも、伊勢奥津に用事がある人の方がが名松線としてはありがたいことでしょう。

 

途中の家城からは、大勢の高校生が乗車して来ました。

 

列車の本数は少ないながらも、ちゃんと地域住民の足として活躍していることにホッとしました。いつまでも残っていて欲しいものです。

 

その後も乗客は増え続け、1両編成の車内はすっかり盛況となり、そのまま12時54分に松阪に到着。

名松線の旅はここで終わり。再び乗り換えることになります。