修行僧ぷってんの雑記

大学生でも上級会員を目指すブログ

「おもてなし」から遠い東京の鉄道

先日、成田空港から羽田空港へ電車で移動することがありました。

 

このとき、現金をあまり持っていなかったので、出来るならクレジットカードで支払いたかったのです。

 

なんとなく察せるかもしれませんが、クレカの利用環境に結構格差があったのです。

 

 

 

 

 

成田空港〜都内のケース

京成はスカイライナーのみ利用可能、JRは成田エクスプレス、普通列車両方ともクレジットカードが利用可能でした。

 

※JRは指定席券売機か窓口で購入することで、クレカ利用が可能となっています

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羽田空港〜都内のケース

これが全く使えません。京急も東京モノレールも定期券購入のみ利用可能という縛りがついています。

 

「なーんだ、そんな当たり前のこと。何をいまさら」と思うかもしれません。

 

しかしよく考えてみてください。

 

京成もJRも京急も東京モノレールも、「国際空港のアクセス鉄道」として位置付けられているんですよ。その中でも京急と東京モノレールは、通常利用なら一切クレカが使えないという有様です。

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冷静に考えてみたら、羽田空港から鉄道を使おうとするとき、日本円を所持していないと、羽田空港の敷地すら出られません。

 

2018年にもなって、定期券でしかクレカに対応していないという、「グローバル化」と逆行した時代遅れっぷりを炸裂させていることに、私は驚きを隠せませんでした。

 

(君らは一体いつから空港アクセス鉄道やってるんですかって話ですよ。まったく…)

 

都内でフリーきっぷを買うケースを想定してみる

 

ここまで一例を挙げてみましたが、次は外国人がSuicaやPASMOを持たず、フリーきっぷを購入するというケースを用いてみましょう。

 

まずは都営地下鉄。

 

英語にはもちろん対応しています。

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1日乗車券の欄はわかりやすい位置にあり、特に操作には問題ないように思えます。なお、クレカは使えません。

 

 

続いて東京メトロ。

 

こちらは英語だけでなく、フランス語やスペイン語などの言語に対応しており、1日乗車券もスムーズに買えます。やはりクレカは使えません。

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最後にJR東日本。

 

先述した通り、指定席券売機のみですが、クレカが使えます。

 

日本語版で「東京フリーきっぷ」を買いたいなら、「おトクなきっぷ」から選択すれば、難なく購入できます…

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しかし、話はこれで終わりません。

 

最初の言語選択で「English」を選択すると…

 

なんと画面が違う!

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この画面からはどうやっても「おトクなきっぷ」は買えません。 

ちなみに韓国語など、他の言語を選択した場合でも同様です。

 

さすがにこれは「やばい」と思ったのか、こんな貼り紙がされている駅もありました。

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なぜこんなことを取り上げるのか

政府がいわゆる「出国税」を導入して、日本を観光立国にしようとか抜かし始めたからです。

 

www.travelpudding.com

 

 

元々この税金の必要性に対しては懐疑的だったのですが、どうやら本気で導入するみたいなんですよね。

 

その不透明な使い道の中に「ストレスフリーな移動」と書いてあったので、今の現状を見てみようと思ったのです。

 

その結果はごらんの有様で、おおよそ満足の行く内容ではありませんでした。

 

どうも、「英語を導入すればOKでしょ!」と本気で思い込んでいそうな予感がします。

 

 他のケースも想定してみる

「だったらスカイライナーやリムジンバスを使え貧乏人」という声が聞こえてくるかもしれません。しかし、そういうルートで都内に向かうのが最善だとは限らないケースがいくつかあるんです。

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例えば、成田空港に着いた人が東京スカイツリーに向かいたいとき、どう行くのが最速だと思いますか?

 

実はスカイライナーではなく、成田スカイアクセス線経由のアクセス特急(要は一般車)なんです。しかも押上駅まで直通なので、乗り換えなし。

 

 

また、羽田空港に着いた人が東京タワーに行くならどうか?

→東京モノレールで浜松町まで行くのがベストです。

 

 

最後に、羽田空港に着いた人が富士山を見に静岡に行くとしたら?

→京急を使って品川まで出て、新幹線に乗り換えるのがベストです。

 

 

 

いずれのケースも、観光ルートとして十分候補に上がってきますが、全てのケースで主要駅までクレカが使えません。

 

※もしかしたら相互直通乗り入れが、クレカ導入の障壁になっているのかも…と考えましたが、券売機はおろか窓口ですらクレカが使えませんし、東京モノレールは説明がつきません。

 

というか、京成・都営地下鉄・京急で協力すればいいのではないのかと…

 

なぜクレカにこだわるのか

理由は単純。両替の手間がめんどくさいからです。

 

日本は現金社会なのは相変わらずですが、それを外国人旅行者にも強要しているのが問題だと思うんです。

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しかも、街中に両替所が溢れているかというと、そうでもありませんからね。

 

だったら、もっとクレカを利用しやすい環境を整えるか、現金に交換しやすくするかのどちらかですが、狭い東京で爆発的に両替所を増やすのは、現実的に不可能です。

 

それならば、クレカが使えるようにした方がいいように思えますし、まずは鉄道会社が率先して、クレカの利用環境を整えるべきではないかと思います。

 

 

まとめ

元々わかりづらいことで有名な東京の鉄道。

 

SuicaやPASMOの導入で、以前よりマシにはなったものの、「同じ地下を走るのに料金形態が違う」というシステムがあったり、クレカが使えなかったり、フリーパスもスムーズに買えないなどの問題は残ったままです。

 

 

 

「おもてなし」とはまだ遠い東京の鉄道が変わる日は来るのでしょうか。観光立国になるために税金を取るぐらいだから、きっと変わると信じたいものですが…

 

 

※「Suica、PASMO万能論」を振りかざす人間に今さら言うまでもありませんが、SuicaやPASMOは購入、チャージともに現金のみとなっています。