さて、短いクアラルンプール観光も終わったので、日本に戻ることにしましょう。
こちらからの続きです。
とりあえず、KLセントラル駅からクアラルンプール国際空港(以下KLIA)へと戻らなくてはなりません。
KLセントラルとKLIAの間の移動手段は、主にKLIAエクスプレスという空港アクセス鉄道か、バスのどちらかを選択することになります。
※「完全版!これを読めばクアラルンプールのバス移動が完全に理解できる!」というような内容ではなく、若干わかりづらいかもしれませんが、お許しください。
KLIAエクスプレスのメリット・デメリット
こういう2択が存在した場合、たいていは空港アクセス鉄道の方が早くてわかりやすくて便利です。
クアラルンプールも同じで、KLIAエクスプレスの方が案内もしっかりしていて断然わかりやすく、所要時間も速達タイプなら28分で結んでいます。
しかし、問題はその料金の高さ。
通常の往復割引で100リンギット(日本円で約2700円)もかかり、カード割引を含めても90リンギットなので、往復で2400円くらいはかかってしまいます。
しかも、シートも普通の通勤型電車をちょっとよくした程度。
バスのメリット・デメリット
そこで登場するのがバスです。
バスのメリットは何といってもその料金の安さ。
なんと片道10リンギット(日本円で約270円)で行けてしまいます。
往復しても20リンギット(日本円で約540円)なので、KLIAエクスプレスの約22%のお値段で往復出来てしまいます。
※バス会社によって微妙に誤差がありますが、無視できる金額です
安い分所要時間もかかる…と思いきや、そこまででもなく、通常であれば50分~1時間程度でKLIAとKLセントラルを結んでいます。
ただし、夕方のラッシュ時はかなり渋滞するので、所要時間が伸びてしまうのが注意点です。
あとデメリットを挙げるとすれば、乗り場がわかりづらいという事でしょうか。
KLセントラルから乗車する場合
MUセントラルという、KLセントラル駅から直結しているショッピングセンターにつながるエスカレーターを上らずに、横の出口からいったん外に出ます。
すると目の前にエスカレーターや階段があるので、そこから下へ。
地下に降りると、バスチケットを売っているカウンターがあるので、そこで乗車券を買い求めます。
KLIAから乗車する場合
たぶんこちらの方がわかりづらいです。
到着ホールは3階なのですが、いったんエスカレーターで2階に降ります。
2階に降りたら、バスマークとともにある「Bus station klia2 Terminal/Other Distinations」という看板が見えるので、それに従います。
そんなのわからねえ!という人は、「到着ホールを背にして右」あるいは「食事するところじゃない方」「明らかになんにもない方」と頭に入れてもらえれば、たぶんわかります。
この動く歩道が見えたら正解です。
この歩道の終点まで行くと、エスカレーターがありますので、それを降りきったらチケットカウンターがあります。
両方の乗り場とも、チケット購入には現金しか使えないので、あらかじめ両替する必要があります。
実際に乗車してみた
KLセントラルには17時40分ごろに到着し、5分くらいでバスのチケットカウンターにたどり着けました。
正直バス会社の違いがわからないので、適当に選んでみます。
カウンターでは、「KLIAまで、大人1枚」と言えば普通に買えるので、英語に難がある人でも大丈夫です。
だいたいは直近のバスを指定してくれるので、チケットを受け取ったら、お目当てのバスに乗り込みます。
私が乗るバスは自由席なので、早い者勝ちです。座席が指定されるバスもあるようです。
座席配列は2×2の一般的なバスで、トイレはありません。またWi-Fiもありません。
KLIAエクスプレスには、トイレもWi-Fiがあるので、デメリットに感じる人も多いかもしれません。
また、バスの車内は冷房が利いていて寒いので、夏でも羽織るものは1枚もっていた方がいいです。
18時ぴったりにバスは出発します。
この日は夕方に出発したのに、スムーズに高速に乗ることが出来ました。
結構バスは飛ばしますし、高速道路も3車線あるので、流れは非常にスムーズ。
快調に飛ばして、バスは空港に向かいます。
18時50分、バスはKLIAに到着しました。
ここから出発ターミナルに向かうには、先ほどの動く歩道を逆に向かって歩けばOKです。
到着ターミナルからバスターミナルに向かうよりも、バスターミナルから出発ターミナルに向かう方がわかりやすいと思います。
まとめ
正直、慣れればそんなにハードルが高いと感じなくなり、今ではめっきりKLIAエクスプレスに乗ることもなくなりました。
とはいえ、急いでいるときはKLIAエクスプレス、急いでいないときはバスなど、状況によってうまく使い分けることも出来るので、お好きな方を選択していただくのがベストかと思います。
こちらに続きます。