修行僧ぷってんの雑記

移動メインのトラベラー

都会の鉄オタが知らない地方の現実 その1

よく「地方鉄道の凋落は、クルマや高速道路のせいだ」と、まるでクルマが交通機関を破壊する悪の枢軸として見られるパターンが多いです。

 

まずは、そう見られる理由や論点を、まとめてみたいと思います。

 

 

1.移動費が鉄道に比べて安い

今の日本車は、非常に燃費が良く、軽自動車でも20km/l前後、コンパクトカーだと、もっと良い数字を叩きだすケースもあります。

 

そうなると、クルマにおける1kmあたりの移動費単価は、10円を切ってきます。

 

鉄道には初乗りという概念があるため、どんなに安くても100円は取られます。かといって、長距離移動でも有利かと言われたらそうでもないです(ただし、クルマとは違い、鉄道は長距離になれば1kmあたりの単価は低減しますが)

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また、クルマは複数人乗り合わせることも可能なので、1kmあたりの移動費単価はさらに低減します。

 

 

2.郊外の大型ショッピングセンターの乱立

クルマ社会が進行しきった地方では、主要駅でも駅前には何もない事が多く、少し離れた国道沿いに、大型ショッピングセンターが建てられている事が多いです。千葉に本社がある企業なんかは有名ですよね。

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3.高速道路の開通

日本全国には鉄道が張り巡らされていますが、未だにクルマ移動が不便な地域も多く存在します。

具体的には、北海道(主に道北と道東)、東北地方、紀伊半島、山陰地方などが挙げられるでしょう。

 

こうしたエリアは、高速道路の建設が行き遅れていたのですが、近年になって高速道路がどんどん延伸しています。

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加えて、新しく出来た地方の高速道路は、無料で走れる事が多いのです。「新直轄方式」、と言えばピンと来る方もいるかもしれません。

 

元々、高速道路の建設が行き遅れていたエリアには、鉄道が通っているパターンが多く、こうした無料高速の延伸によって、鉄道の利用客減少に繋がってしまいます。

 

 

 

 

これらの状況に対し、「国や地方自治体は鉄道に対して何にも手を打っていない!ましてや路線状況が良くなるわけもない!ローカル線を維持するために金を出せ!」という意見が散見されますね。

 

 

要点としてはこんな感じでしょうか。次回へと続きます。

 

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